着物屋さんなどで振袖を選び、試着する時に覚えてほしことがあります。
それは帯選びは振袖選びと同じくらいに気を遣ってほしいということです。
着姿のメインは振袖(着物)になるので、振袖選びに時間と気を遣うのは
当たり前なのですが、その振袖を引き立たせるのは帯でもあるのです。
実は着物という衣装は帯次第でオシャレ度だったり見た目のインパクトが
違ってくるものなのです。
帯は振袖という衣装全体の中心を彩るところですので、
ここのインパクトであったりクォリティが低いと、バランスが悪くなります。
昔の方は着物一枚に帯三本と言われることがあります。
帯が変われば、着物も変わるということを言っているわけですが、
それだけ帯が重要であるということなのです。
男性でいえばネクタイやベルトに当たります。
スーツはさほどでなくても、ネクタイやベルトでいいものをあてがうと
全体が良く見えるものなのです。
これまでも帯揚げや帯締め、半衿など小物の重要性をお伝えして
きましたが、この中で帯揚げや帯締めは、帯を選びぬいた後に
はじめて語られることです。
振袖と帯を同じくらい時間と気を遣った後に、この小物の重要性が
うまれてくるものです。
従って、下見の際、信頼できるお店かどうかはこの帯選びをちゃんと
してくれているかどうか・・・ここが見極めるポイントになります。
振袖はレンタル・ご購入いずれも、それなりの価格になります。
振袖レンタルでも数万からしますので、一つ一つの衣装や小物は
クォリティやセンスを求めるべきものです。
オシャレの本質は、すべてのものにクォリティと気を遣うこと、
ここがポイントであることを、今回の帯選びを例にお伝えいたしました。
次回はもう少しこの件を掘り下げた内容をお伝えして参ります。
楽しみにしていてください。