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振袖を試着する時、最初のポイントは半襟(半衿)と重ね衿 2017/02/14

振袖を探しにお店に行かれる時、振袖の試着をすることになりますが、
その時、まずは振袖から選ぶことになりますが、今回は試着の際の
コーディネートで気をつけていただきたいことの一つとして半衿を
取り上げてみたいと思います。

■半襟の合わせ方にセンスがあらわれる
振袖を選んだ後の試着の際、最初に付ける小物は半衿になります。
この半衿の合わせ方次第で、お嬢様のお顔映りが良くなることもあれば、
沈んでしまうこともあるので、とても重要なポイントになります。

着付けすると、半衿は衿元に少しだけ見えるものでしかないように
思われるかもしれませんが、振袖とお嬢様のお顔の間をとりもつ
小物になりますので、振袖の色とお嬢様のお顔立ちやお肌のお色などを考慮し、
バランスを見て選びます。

■人気があるのは刺繍半衿
半衿は振袖の下に着る長襦袢の衿に付けるものですので、
試着の際には簡易着付けとなります。
この半衿をいくつか付けて、お嬢様のお顔立ちが明るくなること、
そして、振袖に合うものを選びますが、しっくりこない場合は、
お店の方に伝えて、納得いくまで選んでもらいましょう。

基本、半衿でオススメなのは刺繍半衿です。
刺繍は様々な色が使われていますので、これが華やかさを演出して
くれます。振袖にあるお色や柄に合うものから持ってくることが
多いのですが、逆にアクセントを付けるために、振袖の色や柄行きと
まったく違うものを付けることもあり、この場合は個性的な
コーディネートになります。

■半衿の後は重ね衿も付けて、さらに可憐に華やかに
そして、この半衿が決まると、次は重ね衿を付けていくことになります。
この重ね衿と半衿のバランスは、お店の方のコーディネート力があらわれる
ところになりますので、ここで納得のいく合わせ方をしてもらえない場合は
他のお店に行かれた方が懸命です。

■半衿と重ね衿のコーディネートが、帯や帯揚げなどの合わせ方に影響
この半衿と重ね衿の合わせ方次第で、帯や帯揚げ・帯締めのコーディネートへ
流れがおおよそ見えてくるので、この衿合わせはある意味、もっとも時間を
かけていい箇所になります。

成人式・振袖は一生に一度だけの晴れ着ですので、後悔のない選び方を
したいものですが、その為には前回お伝えしたお店選びが重要です。

そして、このお店選びの際の基準として、この衿の合わせ方が上手なお店か
気をつけていただきたいと思います。