前回の続きになりますが、
寸法、クリーニングのことについて分かってきましたら、
最後に気になるのは、草履バッグです。
特に草履バッグは重要です。
なぜかといいますと、
お母様の時代の草履バッグを使うとなると
約20年ほど前の草履バッグということになります。
草履バッグの制作に使っている素材は、
簡単に大別すると「草履の台部分」の本革または合皮、接着剤、草履の中の芯(コルク芯)、
「足を引っかける部分」の鼻緒などの生地部分、素材となります。
特に、草履の台の部分は、素材が合皮でしたら劣化してきて
合皮が剥がれてきます。靴でもずっと履かないでいると劣化して
剥がれてしまう、または壊れるのと同じです。
それから、台部分の裏側などは接着剤で留めてありますので
年数が経過すると接着が弱くなり履いているときに
剥がれてしまい転んだりする危険もあります。
できれば、草履バッグもお店の方に見てもらい
修理ができるかどうか?
買い替えたほうがいいか?を
相談されるといいでしょう。
大事な場面で履物が壊れてしまうとせっかくの晴れの日も台無しになってしまいます。
振袖アレンジでお店の人に見てもらう際は、
是非、一式もっていって大丈夫かどうか確認をしましょう。