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振袖選びのポイント②:信頼できる着物屋の見極め方(2016-10-11)
振袖選びでお伝えしておきたいこと②
着物業界の実情とお店選びの重要性
前回のブログから日が空いてしまい、申し訳ありませんでした。
おかげ様で、前回のブログは大変反響をいただきまして、
たくさんのアクセスをいただきました。
同時に、着物業界からは「少し控えては・・・」などの言葉もありましたが
事実は事実として伝えていかなければ、着物業界にとっても良くないとも思うのです。
着物屋の実力とは?
さて、本日は何をお伝えしようか・・・色々と伝えたいことはあるのですが、
皆さんが振袖を選び際に役に立つこと、そしてどんなお店を選ぶべきなのか、
そう考えると、着物屋さんの実力=着物屋さんにお勤めになられている販売員の方の
実力について触れない訳にはいきません。
昔の着物屋と今の着物屋の違い
これは私の母がよく言うことなのですが、着物に携わる人のレベルが落ちているのです。
母から見れば、昔は着物の目利きが出来る人が、問屋さんから着物屋さんの番頭さんなど、
多少クセはあっても、見る目は確かだったと、今でも懐かしむように言われます。
着物の知識が不足している現状
確かに、私もまた40前の若輩者ではありますが、そんな私から見ても
着物のことを良く知らないで販売している方が、あまりにも多すぎると感じます。
そして、母が言うように、目利き出来ないだけでなく、着物独自の言葉の意味も分からない方が
増えています。
着物の柄や生地に関する知識の欠如
例を挙げますと、着物の柄が分からないのです。
着物や帯に描かれている(織り込まれている)柄が何なのか?分からないのは当然、
作り手はどういう意図をもってその柄を描いたのかが分からないので、
お客様へのオススメの仕方が「いいですよ!お似合いですよ!」という軽い接客の仕方に
なっているのです。
着物の価値と価格の不一致
これは、着物屋さんだけでなく、本来は着物屋より商品に詳しくなければならない問屋さんまでが
そうなのです。
柄の名前や由来が分からないのですから、当然、生地の名前・種類も分かりません。
帯の組織名、染料から産地特有の紬とそれぞれの違いなど、本当に分からない方が増えています。
良いお店を見極めるために
従って、商品の目利きなど出来るわけもなく、いい商品が取り扱われなかったり、
商品価値はさほど無いはずにも関わらず、お値段は高く付けられているなど、
お客様にも影響がはっきり出ています。
丸豊がこのブログで、後悔のない振袖選びはお店選びから・・・とお伝えしてきているのは
こういった理由からなのです。
次回予告
もし、大して価値のない振袖に高い価格が付けられているとして、
皆さんはその振袖をレンタルしたり、購入する気になれるでしょうか?
丸豊ではそのようなことは絶対にしたくありません。
この件につきましては、後日再度お伝えさせていただきます。
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